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アイムホーム サイン入り
¥2,200
百万年書房の新刊は向坂くじらさんの最新詩集。一足早く読ませてもらったんですが、まだこんなこと本でできるんだ!?……とわたしゃ度肝抜かれましたよ。言葉と本のある趣向により没入感も凄まじいです。杉咲花さんの推薦コメントも素晴らしい。サイン入りをぜひ!
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庄野潤三「五人の男」オマージュアンソロジー 任意の五
¥1,500
庄野潤三『プールサイド小景・静物』収録の「五人の男」から想起したものをそれぞれ自由に書いたアンソロジー。編集はオカワダアキナさん。 トップバッターの板垣真任さんから早くも気になりますね。 [目次] 板垣真任「大合唱」 我那覇剛柔丸「波の五分(ごぶ)」 晋太郎「ペンタクル・サークル」 深澤元(つまずく本屋 ホォル) 「読書メモ「五人の男」はなぜこの順番で並んでいるのか 」 宮月中「五人と鳥」 星野いのり「月の壜」 添嶋譲/宮崎竣輔「Profiles」 まさと「別れ—からかいは誰のもの—」 兼町ワニ太「動物園日誌」 隙間「うつわ日記」 暴力と破滅の運び手「悪魔の抱擁」 オカワダアキナ「ホーン・ホーン・ホーン」 瀬戸千歳「まんまるくてかわいいおばけ」
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ハッピーバースデイズ サイン入り
¥1,500
橋爪志保さんの新刊小説。 サイン入り 本のつくりが素敵です。 * 書き下ろしの中編小説がひとつ入った私家版の書籍です。 フランス装、96ページ。ジャンルは純文学です。 ブックデザイン:はちみつちひろ(小月デザイン) 帯文:平岡直子 〈帯文〉 食欲のままに食べると病気になり、生殖を望まない者がセックスに勤しみ、人間は形骸化した動物だ。わたしたちが〈文明的な存在〉という物語を生きるかぎり生じ続けるタイプの矛盾があり、人はおおむねその矛盾を直視しないようにしてどうにか生きている。みんなよく頑張ってると思うけれど、でも、どうしてもその矛盾にはまり込んでしまう馬鹿正直な人間はどうしたらいいのだろう。この本は〈人間〉という物語への復讐だ。戦う者の常として、主人公は血まみれになっているけれど、経血の生臭い血、出産のグロテスクな血、戦いの物語につきものの陶酔的で美しい血からは程遠い血が流れつづける。吐きそうだよ。よく書いた。
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イ・ジンターネット サイン入り
¥1,500
吉田棒一さんの短編集(小説とエッセイ) B6サイズ、152ページ サイン入り <小説> ぴっころさん 10 to 10 past 10 俺太郎 友達 ブラザース ハッピーのターン キルマンデイ モノリスと不良 飛来 バースデイ インベーダーズマストダイ ハッピーバレンタイン ファット・レック・コーズ 夜 in outer space スローダウン <エッセイ> ショッピングモールの一生 大大木大 カリフラワナイズド 私と本棚
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深く暗い森のなかにあらわれては消える湖があった それはわたしの湖だった サイン入り
¥880
若山香帆さんの小説集。 第二回新潟文学賞純文学部門佳作を受賞した「川のゆくえ」、第二回GOAT文学賞最終候補作「卵」他、BFC6本戦出場作品「深く暗い森のなかにあらわれては消える湖があった それはわたしの湖だった」に新作を加えた連作掌編などを収録した初めての短編集。
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ひとり出版流通攻略ガイド
¥1,300
海猫沢めろん先生と江藤健太郎さんの共著。 以下、版元より 誰もがZINEを作って即売会などで販売できるようになった今、その先の流通をテーマに、小説家・海猫沢めろんさんと江藤健太郎さんに語り合っていただきました。お二人とも2025年に、商業流通を可能にするISBNコードを取得してご自身の小説を出版しました。 同様にひとりで出版活動を行う8つの出版社やレーベルへのアンケート、本を作って流通させてみたいと考えている方に向けた参考図書、そして海猫沢めろんさんと江藤健太郎さんによるコラムを収録した、流通について考える入り口的な冊子です。 攻略ガイドと銘打ってはいますが、攻略方法は人それぞれ、模や目的によって異なります。本を作る人がそれぞれに合った方法を選択するためのガイドブックです。 70ページ超の対談部分は、自身が起したひとり出版社・泡影社から『ディスクロニアの鳩時計』を出した海猫沢めろんさんと、同じくひとり出版社のプレコ書房から『すべてのことばが起こりますように』を出した江藤健太郎さんによるもので、生活や執筆の場も兼ねた事務所で出版するがゆえのお悩みから、流通システムの問題や文学賞について も自由に語っていただいています。 時々出てくる、耳慣れない用語については、同じページに註を入れて、出版流通初心者にも読み進めやすいよう工夫してみました。書き手であり、ひとり出版も手がける二刀流デザイナー飯村大樹さんの親切設計で、本文と註をストレスなく往復できるデザインになっています。 アンケートは、ひとり出版社・レーベルを運営する8人に書籍流通について伺いました。お答えいただいたのは、石原書房、H.A.B(エイチアンドエスカンパニー)、シカク出版、書肆マガジンひとり、点滅社、東京荒野、原田専門家、双子のライオン堂です。 また、最近の出版事情を紹介した実践的な参考図書も巻末に付しました。 表紙のイラストは、台北を拠点に活動をする香港出身のアーティスト智海(Chihoi)さん。本の書影を描いたカヴァー画集『夢的書』など、紙の本への愛情が深く、台湾人アーティストSon Niさんとともに印刷や製本にこだわった出版レーベルnos:booksを運営しています。本作は、お札で紙を買って、その紙に描いて印刷をして本を作り、販売して得たお金(お札)で紙を買ってという繰り返しを描いた「PAPER FOR PAPER 紙換紙」という作品です。
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カフカの日記
¥5,500
日記本のキング・オブ・キング、『カフカの日記 新版』(みすず書房)です。今年のベスト本!
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假面の告白 初版本復刻版
¥3,960
部数限定復刻で重版なしらしい。『カフカの日記 新版』の時みたいにこれいっぱい仕入れて売れたらうれしいな!実物めっちゃ良いです! 1949(昭和24)年に刊行、日本文学史を揺る伝的書き下ろし小説の初版本を限定復刻。発表当時の「『假面の告白』ノート」「作者の言葉」も収録する。生誕100年記念出版。 本文のみならず、カバー、表紙、扉、帯、そして、三「書き下ろし長篇小説」シリーズの月報までを再現。 三島氏が広告宣伝のために書いたという「作者の言葉」、三島氏の死去の直後に書かれた坂本一亀氏による回想エッセイ「『仮面の告白』のころ」を含む小冊子も封入。 ※部数限定復刻につき、重版はいたしません。
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理系の読み方 ガチガチの理系出身作家が小説のことを本気で考えてみた
¥1,980
実践編は「ミステリマガジン」や「ことばと」に寄稿されてたものですね。ミステリ、SF、国内純文学、外国文学が好きならこれは読みたい一冊。 大滝瓶太さんは、桜井晴也『愛について僕たちが知らないすべてのこと』の解説も書かれてます。 * 『変身』(カフカ)、『百年の孤独』(ガルシア=マルケス)、『灯台へ』(ウルフ)、『これはペンです』(円城塔)……。 古今東西の名作を題材に、理系のバックグラウンドを持つ作家・大滝瓶太が小説を理系的に読み解く読書エッセイ。 <目次> はじめに わたしが「理系」だった頃 ■講義編 【第1回】小説を『解く』(前編)――カフカ作品と熱力学 【第2回】小説を『解く』(後編)――小説に働く力 【第3回】小説を『近似』する――『よくわからない小説』をどう読むか? 【第4回】小説を『使いこなす』(前編)――『ゲーム』としての小説!? 【第5回】小説を『使いこなす』(後編)――解ける謎と解けない謎 【第6回】小説を『読む』(前編)――『ノイズ』がもたらす「知」 【第7回】小説を『読む』(後編)――小説は役に立つのか? 【第8回】小説を『小説する』――危険な読書体験? 【最終回】小説を『書く』――小説はカンタンだ! 文理横断ブックレビュー 手計算の美学/怪異たちの進化論/執着からは人間のにおいがする ■実践編 作家たちの犯行の記録――特殊設定ミステリ試論 幽体離脱する「私」――「拡張された私小説」としての滝口悠生
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『精選日本随筆選集 孤独』編・宮崎智之
¥1,100
初っ端の寺山修司の随筆からヤバいです。銃口を向けられながら読むみたいなヒリヒリした読書。遠藤周作の二篇もすごくて「孤独」という意味では、リヨンの図書館で午後遅くまで本を読み外に出たあとの街の暗さがまさにそれで、タイトルとも合ってるなと感じる。 めちゃ良いアンソロ。 『随風』や『文豪と犬と猫』好きもぜひ! 汽笛 寺山修司 思い出 吉田健一 群犬 幸田文 恋愛とフランス大学生 遠藤周作 フランスにおける異国の学生たち 遠藤周作 栗の樹 小林秀雄 柱時計の音 安藤鶴夫 落葉降る下にて 高浜虚子 琥珀 内田百閒 石の思い 坂口安吾 文学のふるさと 坂口安吾 木まもり 白洲正子 三等三角点 串田孫一 刺 森茉莉 かなしみの変容 杉浦日向子 内なる世界 福永武彦 『山羊の歌』のこと 野々上慶一 或る画家の祝宴 宮本百合子 今年の春 正宗白鳥 今年の初夏 正宗白鳥 今年の秋 正宗白鳥 七月二十四日 森田たま 末期の眼 川端康成 川端康成の眼 大庭みな子 編者解説 宮崎智之
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もなかと羊羹【増補版】
¥1,210
【目次】 ・軽出版者宣言 ・もなかと羊羹 《付録 軽出版の仕組み はやわかり図解》 ・秘本・軽出版 十ヶ条 ・『橋本治「再読」ノート』のための、さら に長いあとがき ・ペーパーバック2.0 としての軽出版 ・『もなかと羊羹』初版あとがき ・増補版あとがき (文庫判・64 ページ 無線綴じ) 副題が「ーーあるいはいかにして私は出版の未来を心配するのをやめて軽出版になったか。」とあるように、悲観するのではなく、自ら手を動かし行動することの重要性を問う一冊。軽出版のしくみはやわかり図解や軽出版十ヶ条など、パッとチェックしたい時にうれしい持ち運びしやすい破船房としては初の文庫サイズで刊行です。
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父が死んだら祝杯を
¥800
作田優さんの群像文学新人賞最終候補作。読んでこの才能に驚いていただきたい。
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確率変動空間 サイン入り
¥880
SOLD OUT
サイン入り 杉森仁香さんの新刊です。 「パチンコ店のお手洗いはなぜあんなにきれいでサービスが充実してるのか」ということに注目したエッセイ。
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親も子も、愛せなくていいんだ
¥800
A5、112ページ 『逃亡日記』の作田優さんの新刊エッセイ。サイン入りです。とにかくとんでもない読み心地のものを読みたいならこの作品を激しくおすすめします。逃亡まえのディープな体験、感情がうずまいた傑作です。
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こうやって書いた日記 サイン入り
¥770
杉森仁香さんのサイン入りです。 文庫サイズ 〈書くことが日常になりすぎていて居心地悪い。〉 「◯回表」「◯回裏」をひとつの塊とし、表にはその日の日記、裏にはその日に書いた文章の引用を記す、とのこと。
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死期か、これが サイン入り
¥880
サイン入りです。 機械書房が開業してすぐ『夏影は残る』を注文し旋風を巻き起こした杉森仁香さんのリトルプレス七編の掌編小説集。このあと『随風02』と機械書房「小説」シリーズの9月にも登場予定というこで、ここから激推ししたい作家です。 一編目の「ただ観測する」からわかるとおりインタビュー形式がゆえの語りに対し、記録と記憶をたんたんと文章に残していく書き方が、読者の我々がそれを傍観している側に否応なくさせられている事実を突きつけてくる。
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Θの散歩 サイン入り
¥2,200
サイン入り 今年の最初に『小島信夫の話をしたいのだけれど』に驚愕し、これは出版社から出るべきだ!と口にしていたら、続編のような作品が今年の最後のほうに出るとは。 富田ララフネ『Θの散歩』を読まずして文学を語るなかれ。 と言いたくなるくらい機械書房おすすめの百万年書房の新刊です。
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なにも食えない サイン入り
¥500
染水翔太さんの新刊。 目次の「トロントでホストマザーの料理を食べない」に笑い、これはさすがに面白そうなので文フリまえに仕入れたいとXで話しかけてしまった一冊。 シンガポールで海南鶏飯を食べない 5 レイキャビックでロブスターを食べない 17 上海で上海蟹を食べない 27 トロントでホストマザーの料理を食べない 37 ニューヨークでピザを食べる 49 なにも食えない 61
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コンストラクションメモリーズ 大原さんサイン入り
¥1,650
大原鉄平さんと鳥山まことさんの共著の建築短編集。 【収録作】 フェイクプラント / 鳥山まこと ほうかごのおれらの話 / 大原鉄平 ダンスインザリフレクション / 大原鉄平 赤いコーンと私 / 鳥山まこと スコールガールズ / 大原鉄平 設計が終わらない / 鳥山まこと
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地元に住んでいるドッペルゲンガー
¥600
すずきまゆこ 須田さ紀え 羽織虫 地元を離れた人たちと「地元に残っていれば過ごしたであろう架空の一日と、現実に過ごした一日」を、連続した二日間として日記にしました。現実と架空の境界が曖昧な、不思議な本。
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【古本】新潮2023.8
¥800
古本です。 西崎憲「もつれとゆれ」の号です。 妻は昔の恋人を看取るため、家を出た。 残された夫の日々はーー静かで不穏な大人の小説。
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中原昌也トリビュート
¥660
30ページ 文庫サイズ 【目次】 エッセイ→「中原昌也とわたし」みーら 小説→「こんな夜もあった」若松沙織(わかしょ文庫) 書評→「点滅し続ける言葉たち『焼死体たちの革命の夜』中原昌也」岸波龍 あとがき→岸波龍 エッセイ、小説、書評。三者三様の表現方法で、中原昌也を語るーー デザイン→かわかみなおこ 発送は刊行日より多少前後する可能性があります。あらかじめご了承ください。
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改元 サイン入り
¥1,980
SOLD OUT
サイン入りです! 石原書房、『奇奇怪怪』、『IMONを創る』ときて、つぎはいったいどんな本を?と思ってたら、これはある意味予想外、書籍化してない文芸誌に載った傑作をいくとは!畠山丑雄のデビュー作『地の底の記憶』には架空の土地、宇津茂平が出てきますがそれ自体が主人公、いや、その土地の記憶自体が、とでもいうようなスケールの大きさで、恐るべき子どもたち(森に向かう冒険、怖さ、など子どもの大人を見る視点が麻耶雄嵩『神様ゲーム』のような味わいもある気がします。)を書いたような作品でした。 今回は中編二本。一冊の本として新作が読めることを喜びましょう。 以下、版元より。 2015年、大学在学中に『地の底の記憶』で文藝賞を受賞しデビューした新鋭・畠山丑雄、待望の単行本第二弾。 マジック・リアリズム的手法と豊かな物語性、確固たる強度を持つ文体を具えた作家による抵抗と革命の二篇を書籍化。
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船はついに安らぎぬ
¥1,500
河野咲子さんの『船はついに安らぎぬ』はポオの小説を翻案した幻想怪奇オペラで、今年の6月に世田谷区民ホールで初演を行い満席で好評を得た作品。 僕はエドガー・アラン・ポーと同じ誕生日なので、これは気になると仕入れました。戯曲好きにもぜひ手にとってもらいたい一冊。
