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夜にてマフラーを持っていく月が
¥2,970
価格:2700円+税 発売日:2023年9月30日(一部書店で先行販売あり) 判型:B5 コデックス装 頁数:48 刊行:双子のライオン堂出版部 詩人の多宇加世さんの詩と機械書房 岸波の絵が合わさった詩の絵本です。詩の絵本と言ってますが、僕の感覚としては詩の画集って感じもしてます。絵本でコデックス装は珍しいですが、しっかり開けるので絵は眺めやすいのではないかと思います。 多宇加世(たう・かよ) 山形県酒田市生まれ。詩人。出版物は第一詩集に『さびていしょうるの喃語』(2021)、第二詩集に『町合わせ』(2022)等がある。そのほか、パフォーマンスアーティストとのコラボレーション等、幅広く活動。手術室清掃、靴屋、酒屋、ホテルのベッドメイク、洋菓子屋等、さまざまな職に就く。好きな果物は丸ごと食べられる大きなぶどう。好きな小動物はスナネズミ。車の運転がちょっぴり苦手。 岸波龍(きしなみ・りゅう) 1985年生まれ。文京区本郷の本屋「機械書房」店主。2020年より詩や読書にまつわるZINEの製作や絵描きとして活動。パステル画や立体製作の個展を様々な本屋で行う。現在、双子のライオン堂にて、オンライン読書会「岸波龍と『富士日記』の一年」のナビゲーターをつとめている。ウルトラマンやゴジラなどの怪獣ソフビ愛好家。
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雲の名前
¥2,750
第35回歴程新鋭賞受賞作。 第29回中原中也賞候補作。 佐峰存、第二詩集。 「彼方の歩行」などを読んでいると、レベッカ・ソルニット『ウォークス』を想起するというか、人間と自然について詩で哲学や批評をやっているようにも読める。人文書が好きな人にもおすすめしたい。
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湖へ
¥2,200
108ページ。 第29回中原中也賞候補作。 姜湖宙(かん・ほじゅ) 1996年ソウル生まれ。 2003年渡日。 いま機械書房でいちばんおすすめしてる詩集です。 詩ですが、かなり私小説に近い読み心地もあり、ポール・オースターやプルーストなどの作家の名前も出てきます。正直「物語」をかいた詩でこんな面白い詩はほとんど記憶にない。新潮クレストブックスを詩集にしたようななんともいえない美しさが漂う詩集。多くのひとに読んでもらいたいです。
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一億人に戯曲を読んでもらう99の方法
¥1,650
ステッカー付 劇作家、梢はすかさんの『一億人に戯曲を読んでもらう99の方法』が入荷しました!激推しの一冊です! これは戯曲本なのか?創作論本なのか?それとも大喜利本なのか? 様々な読みを誘発させる面白い本の誕生です!
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さあ、本屋をはじめよう 町の書店の新しい可能性
¥2,200
四六判並製/192ページ 和氣正幸さん監修の独立書店本。 機械書房も店内写真やアンケートの回答が載ってます。見出しは「ただそこに文學がある。本のことだけを思考する空間」。 そぞろ書房、トワイライライト、本屋象の旅とはよく一緒に掲載される気がする。 以下、版元紹介です。 出版不況が叫ばれる中、独立書店と呼ばれる「新しい形の町の本屋」が次々と開店している。今日も日本中で個性的な魅力のある空間が生み出されている。 そこで本書では18人の書店主たちの貴重な体験の証言により、不況でも情熱とアイデアで本屋を始められる時代に生まれた、現代の “本屋のかたち” を探る。 (登場書店 全18店名) フラヌール書店/なタ書/本屋ルヌガンガ/シカク/ON READING/BOOKSHOP本と羊/機械書房/mountain bookcase/そぞろ書房/twililight/アルスクモノイ/本屋象の旅/FOLK old book store/READAN DEAT/YATO/ひるねこBOOKS/WARP HOLE BOOKS/BOOKSHOP TRAVELLER
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改定新版 東京 わざわざ行きたい街の本屋さん
¥1,980
和氣さん監修の本屋ガイド。カラーで見やすく超充実の本屋紹介本。これ一冊あればかなり本屋めぐりは楽に楽しくできるはず。機械書房もちょこっと載ってます。
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詩と散策
¥1,760
散歩と猫を愛する詩人ハン・ジョンウォンのエッセイ集。いきなりフェルナンド・ペソアの引用ありますからね。オクタビオ・パスやシルヴィア・プラスなども。もちろん誰にでもおすすめなんですが、詩人でエッセイ書きたい人にもつよくおすすめ。
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〈公正(フェアネス)〉を乗りこなす: 正義の反対は別の正義か
¥2,420
じつはこちらの出版社が機械書房の近くにありまして。お越しいただいた時に、刊行している本を見せてもらったら朱喜哲さんのこの本を見つけてぜひこれは仕入れたいと思った一冊。 * 正義は暴走しないし、人それぞれでもない──。 アメリカ大統領選挙から、日本の「道徳」の授業まで、現代において「正義」や「公正」といった「正しいことば」はどのように使われているかを検討。 ジョン・ロールズ、リチャード・ローティ、アイザイア・バーリン、ジュディス・シュクラー、アイリス・マリオン・ヤング、スタンリー・カヴェルなどの議論を参照しながら、「正しいことば」の使いこなし方をプラグマティズム言語哲学から探る。 「正しさ」とはなにかを考えるうえで、わたしたち自身の〝ことばづかい〞を通して「正しいことば」をとらえなおす画期的論考。
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ろべんたん
¥800
三鷹のお菓子屋「ろべんたん」(とても美味しい!)の店主であり、ポエトリー・リーディングの使い手テラーフさんの第2詩集。 近代日本文学好きの詩人が地を這うように月に吠える魂の叫び。投稿詩からは出てこないタイプの野性と知性のドッキングに魅力を感じます。奥に眠るやさしさにも。 表紙はなんとテラーフさんの手描きで一冊一冊ちがいますのでこちらで選ばせていただきます。
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関係あること 近くにいること
¥800
東京、名古屋、マレーシア、動きがある日記で楽しいです。武塙さんの本を読んで鶴見に飲みに行く話があったり、犬飼さんやクララさんの名前出てきたりもします。要注目! * 38歳、女、会社員、中間管理職。出社拒否からの海外転職、推し、親の死、酒と筋トレ、zineづくり。東京、名古屋、マレーシアの3拠点をドタバタと走る日記集。
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いっせいになにかがはじまる予感だけがする サイン入り
¥1,980
A5版変形、238ページ 再入荷分はサイン入り ユリイカの新人に選出とのこと!おめでとうございます。ユリイカの特集panpanya号で発表ってのも最高ですね。 のもとしゅうへいさんの初小説、挿絵も装幀も本人の横書きロードムービーノベル。現代詩と小説を行き来する新世代の詩人兼作家の誕生をぜひ目の当たりにしてください。
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ペソア詩集
¥1,980
ポルトガルの詩人、フェルナンド・ペソアの詩集。『カフカの日記』と同じくらい推しています。 自分のためのことばがここまで見つかる詩人はそうはいない。 ひとは飽きるものだ 同じ場所に それなら 同じであることに どうして 飽きぬことがあろうか それぞれの読者が自分のためのことばをペソアからもらえる、そんな気さえします。
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休息のとり方
¥2,200
コロナ禍に制作された詩が59篇。一篇目の「アメリカの緑茶」からすごく良い。何回読んでもカッコいい。表題作の「休息のとり方」の「ベルク」や「探偵」のような日常と非日常のなかに、ことばが絶妙に亀裂をいれる。アメリカの緑茶にやさしさと苦さが同居するように、一定でない流れ、不確かなものが、この詩集をおおっている。むずかしい言葉はないようでいて、精密でつよい説得力も生んでいる。
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ヘンリー・ソロー全日記 1851年
¥2,750
〈私たちは今では夏と秋を忘れてしまったが、すでに春は予測し始めていた。〉 『ウォールデン 森の生活』のヘンリー・ソローの全日記です。川でマスを釣る人の姿、湿地を散歩する姿、人間が自然と調和する日々のあまりに美しい日記。 本の作りもシンプルでカッコいい。この本は持ってるとおっ、となりますね。
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カッコよくなきゃ、ポエムじゃない! 萌える現代詩入門
¥2,200
カッコいい詩といえばモダンホラー詩の騎手の広瀬大志さんですが、なんと『文学賞メッタ斬り!』の豊崎由美さんとコンビを組んで現代詩入門の本を出すとは!広瀬さんの詩集、文学賞メッタ斬り!両方のファンの僕からしたら夢のような本です。 詩の入口になるような本屋をやりたいと機械書房をはじめました。うってつけの本の登場を喜んでいます。 * 『現代詩手帖』好評対談連載がパワーアップして帰ってきた。近代の名詩から最先端の新鋭詩、歌詞、サブカルのコトバまで取り上げ、詩とポエム150年の魅力を全方位的に読み解く絶好のガイドブック。語り下ろし「100年後の詩に向けて」、資料「カッコいい詩集100選」「ヘンアイ詩集1ダース」などを収録。
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IMONを創る
¥1,980
この本に関しては石原書房のnoteに経緯が書かれているのでそれを読んでほしいのですが、とにかくこの本はすごいです。というのも、解説は乗代雄介で、一冊の本を読み続けたというこの解説がすごさを物語っているし、本が復刊するというのにはこれだけの理由があるのだ、と何かうれしいというか、勇気が与えられる一冊のような気がします。
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改元 サイン入り
¥1,980
サイン入りです! 石原書房、『奇奇怪怪』、『IMONを創る』ときて、つぎはいったいどんな本を?と思ってたら、これはある意味予想外、書籍化してない文芸誌に載った傑作をいくとは!畠山丑雄のデビュー作『地の底の記憶』には架空の土地、宇津茂平が出てきますがそれ自体が主人公、いや、その土地の記憶自体が、とでもいうようなスケールの大きさで、恐るべき子どもたち(森に向かう冒険、怖さ、など子どもの大人を見る視点が麻耶雄嵩『神様ゲーム』のような味わいもある気がします。)を書いたような作品でした。 今回は中編二本。一冊の本として新作が読めることを喜びましょう。 以下、版元より。 2015年、大学在学中に『地の底の記憶』で文藝賞を受賞しデビューした新鋭・畠山丑雄、待望の単行本第二弾。 マジック・リアリズム的手法と豊かな物語性、確固たる強度を持つ文体を具えた作家による抵抗と革命の二篇を書籍化。
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かんむりをのせる 新装版 *サイン本
¥1,430
新書サイズ、88ページ 2020年ユリイカの新人、ゆずりはすみれさんの私家版詩集の新装版です。2018年の作品が集められています(新装版は15編から16編に増えてます)。 以前から大好きな詩集で、お店のラインナップに私家版詩集を並べる時に真っ先に思い付きました。 「手」の冒頭。 * 閉じた 本の間に 挟まれていた 見知らぬ しおりに 指を翳して ふと 誰かの 吐息を聞く * どうでしょうか。めちゃ良くないですか。本好きにはたまらないこの感覚。 初版100部の貴重なサイン本をこの機会にぜひ(ビニールでパッケージされています)。
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ちいさな本屋のはじめかた
¥600
フルカラー/本文18ページ たまたまなのかな、たまたまじゃないのかな、僕は機械書房をやるまえに二回だけ一箱古本市に出店したことがあるんですが、そこで出会った四名のうち三名がこの本にたずさわってるんですね。しかも正面ととなりで販売してたのがmg.のかわかみさん(正面から僕の似顔絵を描いてくれてそこから機械書房のマスコットキャラまで描いてもらい今でもお世話になってます)とマイペース書店さん(この時の販売のときはずっと二人で話してて、その後の即売会や文フリで会ったらよく話します)で。というわけで、非常に信頼できる方たちのシェア型本屋ガイドブックです!
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じたばたするもの サイン入り
¥1,980
四六版変形、176ページ。 大阿久佳乃さんの詩のエッセイ集『のどがかわいた』が大好きで、このアメリカ文学のエッセイ集も開店してすぐにサウダージ・ブックスから仕入れました。いま開店から四ヶ月が経ちましたが、この本が今年のベストエッセイ集になりそうな予感がしています。 とにかくこの本の良さは、再読の素晴らしさを伝えていることだと思います。好きなものを何度もよんで何度も言葉にしていく姿には感動をおぼえます。コロナ禍の生活で悩みながらも文章を綴る姿に。エッセイと同時に批評でもある本書。再読していまオンラインショップに登録してみました。
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随筆集 小さな声の島 サイン入り
¥1,980
136ページ ケルアックの『オン・ザ・ロード』などの紹介から始まり、家族での台湾旅行、ブラジルの旅の記憶、香川の豊島での暮らしを、フィールドワーク的観察眼と抑えをきかせながらも詩情あふれる文章で無茶苦茶読ませます。 かつタイトルにもなっている3章の詩人永井宏との交流のところがとてもおもしろい。永井宏をライトバースの詩人だとはおもっていたけれど、西尾勝彦とも繋がっているのか……とかアサノさんがさいしょ永井宏が用いるキーワードになじめなかったという感覚も、僕はなんかすごくよくわかるなぁ(昔なら受け入れられなかったかもという意味で)、と近い関係ながらも対象との距離感をうまく取りつつ書いていてすばらしい。
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ヤナイ ユキコ セット
¥1,300
SOLD OUT
mg.のフードライターのヤナイさんの掌編集とカラー写真入りの朝ごはんやり直し日記です。やり直している、がだんだん面白さに効いてくる。 平らかな食卓→600円 朝ごはんのやり直し→700円 合計1300円
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しらい弁当日記 2021年8月〜2022年3月
¥1,000
しらい弁当といえばこの一冊。 日記の日付の冒頭に弁当が出てきます。 サラダパクチー蕎麦弁当とかポトフ風スープと粒あんマスカルポーネサンドベーグルのお弁当とか。 いろんな弁当が知れて楽しい日記本。
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棚から本が落ちる時 しらい弁当日記
¥700
しらい弁当さんの2022年10月から2023年3月の日記。タイトルに本とあるように、読書日記として楽しめる一冊。推理小説やエッセイと読むものも幅広く、本が好きなんだなあというのが伝わってきてうれしくなりますよ。