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蔦の城
¥1,650
『蔦の城』が第13回エルスール財団新人賞を受賞したとのことでオンラインショップに出しました。大島静流は中原中也賞にも二連続で候補になっており、最注目の詩人のひとりですね。蔦の城、というタイトルからしてそうだけど、詩における漢字の使い方のカッコよさは天才的だと思います。
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源流のある町 サイン入り
¥1,870
草間小鳥子さんの第二詩集。 「町」をテーマとした18篇を収録。 一編目の表題作の「源流のある町」から素晴らしいです。長い詩の中で川の流れの音とともに様々なこえがきこえる。 サイン入りでぜひ。
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ベイブ論、あるいは父についての序論 サイン入り
¥1,200
新書サイズ、88ページ 『プルーストを読む生活』や『会社員の哲学』の柿内さんの新作は映画『ベイブ』の批評エッセイです。文芸評論で丹念にみつめた作品論というと蓮實重彥「『ボヴァリー夫人』論」が思い付きますが、いつか柿内さんにはゴリゴリの作品批評をかいてほしい。きっとそういう未来の名作の助走であり『会社員の哲学』の続編である本書は才気がほとばしっています。
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会社員の哲学[増補版] サイン入
¥1,200
新書サイズ、160ページ 機械書房でもっともたくさん仕入れた本で、なんとその数100冊。先日は読書会も開催しましたが、大変に盛り上がりました。マルクスの『資本論』を起点に、会社員の立場から政治や経済を語り、オルタナティブな活動の面白さを問う本書を読んで元気になる人はたくさんいるんじゃないでしょうか。浅田彰の『逃走論』の中で、ドゥルーズを読むと元気になるというくだりがあるけどそんな感じ。哲学エッセイであり、人文書の幅を広げるリトルプレスだと思います。
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関係あること 近くにいること
¥800
東京、名古屋、マレーシア、動きがある日記で楽しいです。武塙さんの本を読んで鶴見に飲みに行く話があったり、犬飼さんやクララさんの名前出てきたりもします。要注目! * 38歳、女、会社員、中間管理職。出社拒否からの海外転職、推し、親の死、酒と筋トレ、zineづくり。東京、名古屋、マレーシアの3拠点をドタバタと走る日記集。
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放課後によむ詩集
¥1,980
144ページ。 小池昌代〈編〉 小ぶりなサイズで手になじむ。放課後はもちろん会社帰りや休日に詩に触れたいときにぜひ、です。詩人の紹介やブックガイドも充実。詩人のチョイスも幅広くて楽しめます。推していきたい一冊。
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往復書簡 今夜、緞帳が上がる
¥1,320
97ページ A6 デザイナーを入れての機械書房の出版部、MACHINE BOOKSレーベル第一弾。 小説家になった武塙麻衣子さんと本屋店主になった僕の往復書簡。 往復書簡だけじゃなく、僕の文芸評論と武塙さんの読書エッセイ付きです。武塙さんのこの短編エッセイは現状での武塙さんのベストなんじゃないかとおもうくらい僕は好きです。ブックデザインは麻生誠治さん。
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九階のオバケとラジオと文学 サイン入り
¥1,650
ラジオパーソナリティの今井楓さんのデビューエッセイ集。サイン入り。 〈ここ数年、「弱いものこそ、かっこいい」と思っている。〉と書く今井楓さんの文章に勇気づけられる人は多いんじゃないでしょうか。ヴァージニア・ウルフ『病気になるということ』、谷崎潤一郎『刺青』、ヘンリー・デヴィッド・ソロー『Walden(森の生活)』、三木三奈『アイスネルワイゼン』などの古今東西の文学作品を紐解きながら、自身の生活、思考を引き寄せる文章に引き込まれます。
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フルトラッキング・プリンセサイザ *サイン本
¥1,980
224ページ 池谷和浩さんにサインをいれてもらいました。 受賞して以来、注目していた池谷さんのデビュー作品です。機械書房も昨年できたばかりで本屋では新人ですが、新人同士、池谷さんとはお店で小説についていろいろ話をしてきました。ついに単行本化され喜びもひとしお。ともに活躍していけたらいいなと思います!ぜひ! * 第5回ことばと新人賞受賞作「フルトラッキング・プリンセサイザ」ほか、一年後をつづった「メンブレン・プロンプタ」、うつヰの学生時代を描いた「チェンジインボイス」を収録。
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群像2024年6月号
¥1,550
第46回野間文芸新人賞は、豊永浩平さん『月ぬ走いや、馬ぬ走い』に決まったとのことで、選評付きの号の新本のバックナンバーあるので出します。武塙さんの「西高東低マンション」の新連載が始まった号で多めに入荷していたので。 レターパックプラスで送料高めなのでオマケにおすすめのミステリの文庫(古本)もオマケで入れておきます(ミステリー以外がよければ備考に好みのジャンル書いてもらえたら替えます)。持ってるのだったらすみません。
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みどりの領分 サイン入り
¥2,420
森山恵さんの第3詩集。サイン入り。 先日、XでPippoさんが「シャドウガーデン」(『みどりの領分』)を紹介されてましたが、たしかにこのシャドウガーデン=廃園を題材に幻影をことばで追うこの詩の鋭さはつよく印象に残ります。 以下、版元紹介。 香油を塗りみどり色に濡れた足だけが (そう、もう少しだけ ほんのもう少しだけ待とう 闇の奥を踏みしめることができる (「みどりの領分」) 魂に触れる―――。清冽な感受、静謐な祈り。共に生きようとすることばたち28篇。「稀にみる感受の質、そしてそれを私達に手渡す純粋で繊細な言葉の「羽ばたき」」と岩成達也氏が賛辞を呈した『エフェメール』から4年、さらに心の内側を歩み進める、待望の第3詩集。装画=森山マリエ
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岬ミサ曲 サイン入り
¥2,640
森山恵さんの第4詩集。サイン入り。 妖精、冬、水底、小鬼、幻想的なモチーフを散りばめた詩と装画が絶妙に合っていて、本としてとても大切にしたくなります。 以下、版元紹介。 消えゆくものを胸にしっかりと抱きしめても やがて、すきとおって見えなくなる (「月の殻――never let me go」) 「伝説や民話の中でいきいきと息づく精霊たちが呼び出され、世界のもの言わぬ半分の言葉を語りかけてくる」(中本道代)。沈黙の闇に向けて奏でる、光湧き立つ34の詩。装画=毬矢まりえ
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天国ではなく、どこかよそで サイン入り
¥2,200
B6変形、136ページ レベッカ・ブラウンの最新物語集『天国ではなく、どこかよそで』を柴田元幸さんのサイン入りで。 手のひらにおさまるくらいのハードカバーでとてもオシャレで良いです。 「三匹の子ぶた」や「赤ずきんちゃん」がレベッカ・ブラウン流の物語をじっくりこの素敵な本で味わってみてください。
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ボッティチェリ 疫病の時代の寓話 サイン入り
¥792
文庫サイズ、44ページ 柴田元幸さんのサイン入り。 短編の名手、バリー・ユアグローのコロナ禍に書かれた12の超短編集。 好きな外国文学の短編集を聞かれたらこれは入れたいというほど好きなので、サイン入りが入荷できると知り注文しました。薄くて小さくてリトルプレス好きもこれは持ってて良いやつです。超絶おすすめ。 《収録作品》 ボッティチェリ / ピクニック / 鯨 / 影 / スプーン / 猿たち / 戸口 / サマーハウス / 風に吹かれて / 岩間の水たまり / 夢 / 書く この本について(柴田元幸)
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きせつきせつ サイン入り
¥1,650
2024年のユリイカの新人、山内優花さんの詩集『きせつきせつ』がサイン入りで入荷。山内さんは今月発売の『現代詩手帖』の新鋭特集にも詩が掲載されてます。 【収録作品】 (春に) 白木蓮 やさしいどうぶつ 隣るひと あめ・あめ 夕暮れを踏む スターバックス ずる 美しい癖 なんて静か 息継ぎは眩しくない 彼女の神さま 水平線/夜の樹 雨 青 秋に至る モア 庭の木 痣になる #(hashtag) 火 三面鏡 スミレと鹿と猿 きせつきせつ 春を象る
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例えば鳥の教え&水路vol.3
¥900
ケイトウ夏子さんの第一詩集と最新号の詩誌の二冊をセットに。 例えば鳥の教え→600円 水路3→300円 計900円
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庄野潤三「五人の男」オマージュアンソロジー 任意の五
¥1,500
庄野潤三『プールサイド小景・静物』収録の「五人の男」から想起したものをそれぞれ自由に書いたアンソロジー。編集はオカワダアキナさん。 トップバッターの板垣真任さんから早くも気になりますね。 [目次] 板垣真任「大合唱」 我那覇剛柔丸「波の五分(ごぶ)」 晋太郎「ペンタクル・サークル」 深澤元(つまずく本屋 ホォル) 「読書メモ「五人の男」はなぜこの順番で並んでいるのか 」 宮月中「五人と鳥」 星野いのり「月の壜」 添嶋譲/宮崎竣輔「Profiles」 まさと「別れ—からかいは誰のもの—」 兼町ワニ太「動物園日誌」 隙間「うつわ日記」 暴力と破滅の運び手「悪魔の抱擁」 オカワダアキナ「ホーン・ホーン・ホーン」 瀬戸千歳「まんまるくてかわいいおばけ」
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水路vol.1&vol.2&vol.3
¥900
B6、14ページ(vol.1.2)16ページ(vol.3) 各300円 短いからこそ丁寧によめる。無駄のないシンプルなデザインだからこそ詩のことばそのものに集中できる。小さく美しい紙の形がここにはあります。 ケイトウ夏子さんの個人詩誌を合わせてどうぞ。
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波[新訳版] サイン入り
¥2,750
翻訳者の森山恵さんのサイン入りです。 * 遠い太陽の光が海辺の1日に降り注ぎ、生まれては消える 波のうねりを情感豊かに描き出す。 男女6人の独白が物語るのは、幻想のように過ぎた半生の思い出。 くり返す描写と語りが重なるとき、意識が風景に打ち解けていく。 ウルフの傑作が、45年ぶりの新訳で甦る。
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sleeping cloth スリー ピング クロス
¥2,750
今年下半期に満を持して登場。田中さとみさんの第三詩集。 「百式」って詩なんかキレッキレでかっこよすぎます。 特典のポストカード付。 装幀・装画は、逆柱いみり/装画 山本浩貴+h(いぬのせなか座)/装釘
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ひなの巣 新装版
¥1,320
架空のせんべい工場を舞台にした物語。タイプはちがうけど、どうしても頭には小山田浩子さんの『工場』が。何回も工場2階の部署「ひなの巣」がそれぞれの詩で説明される。かなり不思議で味がある。傑作な気がする。詩でこの反復はかなり面白いことやってるような。 以下、版元より 著者、装画、装幀:あられ工場 発売日:2024年9月22日 仕様:B6判 82ページ わたしが勤めるおせんべい工場では うるち米のおせんべいと もち米のおかき ひと口大のあられを作っている 敷地はとても広いけれど建物は小さく 小学校の分校のような2 階だての古い建物だ 既に1 階でおせんべいやおかき、あられなど 大きな音を立てて作られている 廊下を歩き、中央の階段を登ると わたしの仕事場がある 色とりどりのふきよせを作る部署で この工場では通称「ひなの巣」と呼ばれている (「ヤマさんのこと」より) 米菓工場の2階にある「ふきよせ」を作る部署、通称「ひなの巣」。そこで働く人たちのちょっと不思議な日常を描く物語詩連作です。著者自身が装幀を手がけた新装版。季節の移り変わりを感じながら、色とりどりのお菓子をつまむように、ページ細部まで味わってください。 【評:ヤリタミサコ氏】 「この詩集のそれぞれの詩は、オープン(開かれて)に終わっているところが素晴らしい個性です。(中略)おそらく、あられ工場さん自身の心の構えが開かれているからだと思います」 【プロフィール】 あられ工場(あられこうじょう) 看護師、本の装丁も少し。お煎餅のあられを作る工場を舞台にした詩を書いて、ひと前で読んだら「工場の仕事頑張ってください」って応援された詩人。土曜の朝に、ツイキャスにてオープンマイク「#朝のリレー詩」を主催。 X(Twitter):@junhops
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わたしたち 新装版
¥1,320
あられ工場さんと村田活彦さんの合作詩集。 街を歩くごとに境界線が乱れるように詩もまた崩れていく。だけどそこに美しさがある。 以下、版元より 著者:あられ工場/村田活彦 装幀:あられ工場 発売日:2024年9月22日 仕様:A5判 70ページ わたしたちは並んで歩く わたしたちは前を向いて歩くけど 時々、互いの顔を見る わたしたちはあれこれ話しながら歩く わたしたちは黙って並ぶこともある 同じ方向を目指して歩くけれど 視界は背丈が違うからちょっと違う (「わたしたち」より) どこまでがわたし?どこからがあなた? ホントのようでウソのよう。コロナやオリンピックにかき回された、ささやかで波瀾万丈の日々から生まれた作品たち。夫婦のコラボ詩集です。 【プロフィール】 あられ工場(あられこうじょう) 看護師、本の装丁も少し。お煎餅のあられを作る工場を舞台にした詩を書いて、ひと前で読んだら「工場の仕事頑張ってください」って応援された詩人。土曜の朝に、ツイキャスにてオープンマイク「#朝のリレー詩」を主催。 X(Twitter):@junhops 村田活彦(むらたかつひこ) 詩人。やしの実ブックス主宰。出版社勤務を経て、ポエトリーリーディング活動を始める。CD 『詩人の誕生』発売中。西荻窪・今野書店にて隔月開催の「詩をめぐる対話カフェ」案内人やってます。渋谷のラジオ「MIDNIIGT POETS 〜誰も整理してこなかったポエトリー史〜」出演。アーカイブはSpotify でどうぞ。 https://x.gd/Na3Rp Twitter:@katsuhikomurata
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みつかった!って何がって、お前、永遠やんけ 超訳!関西弁で読むアルチュール・ランボー
¥1,650
超訳が人気の今ぜひ手にとってください。いきなりジョン・レノン出てきます。なんか読みながら元気出てきますね、これは。 版元より 「地獄の季節も「ほな、そろそろ行こか」てか、超痛快やんけ!」 (詩人・宮尾節子氏) 著者:重兼徹 原作:アルチュール・ランボー 装画:秋山あい 装幀:あられ工場 発売日:2024年5月19日 仕様:B6判 68ページ ISBN:978-4-911336-00-7 C0098 ほな、そろそろ行こか コートに両手を突っ込んで 俺は歩く。アンダーグラウンドを ミューズ様俺はほんまに好きやったよ いや、好きでした。 さても俺の頭の中でシミュレーションし続けた愛ってやつは ほんまに素晴らしかったよ (「わが放浪」より) 19世紀末フランスを駆け抜けた天才詩人ランボー。その魂が関西弁で復活する!? 中原中也の翻訳をベースに、関西ポエトリーリーディングの至宝・重兼徹が超訳。三者の才能が交錯して、名詩のあらたな魅力が浮かび上がります。平川綾真智氏による解説も充実した安心仕様。詩が好きな方はもちろん、ランボー初心者もまあいっぺん読んでみなはれ。 【プロフィール】 重兼徹(しげかね・とおる) 1971年生まれ 詩人。詩が好きというだけで、2004マルシェ・ドゥ・ラ・ポエジー(仏・パリ)やニューヨリカンポエッツカフェ(米・ニューヨーク)で詩の朗読をする。最近自分は、案外むちゃくちゃラッキーなのではないかと感じている。 詩集に『爆発するゴロー』『ライフイズキューティクル』がある。
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「犬の看板」から学ぶ いぬしぐさ25選
¥660
『ののの』の太田靖久さんの小鳥書房から刊行の新刊ZINE。太田さんとはブックイベントでもよく会うのでよく話すのですが、犬への愛は大変なものです。小説の話を聞いていて太田さんほど自作や他の作品をここまで解析してわかりやすく話す人はいないんじゃないか、この人は本当に小説が好きだ、と思うけど、たぶん、というかきっと犬の方が好きです。 以下、版元より 文学フリマ東京で好評、愛犬家必見! 小鳥書房のWEB連載「犬の看板探訪記」スピンオフ企画です。 "「犬のフンを持ち帰ろう」といった文言で美化啓発をうながす「犬の看板」は、各市区町村に掲示されており、種類も豊富なため、たくさんの犬に出会うような興奮がある――。犬の看板探訪の世界へようこそ!" 「たいていの時間、犬のことを考えている」という小説家・太田靖久さんが犬の看板のDOGモたちの「しぐさ」を読み解きます。プロローグでは、「いぬしぐさ」のたしなみ方を提案。そしてインタビューでは創作と犬の看板探訪の関係について触れています。そして、写真家・金川晋吾さんの犬写真を3枚収録。おそらく世界初のリアルワンちゃんと犬の看板のDOGの共演が楽しめます。 小説家の頭の中を覗き、日常の楽しみを発見する1冊、ぜひご一読ください。