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会社員の哲学[増補版] サイン入
¥1,200
新書サイズ、160ページ 機械書房でもっともたくさん仕入れた本で、なんとその数100冊。先日は読書会も開催しましたが、大変に盛り上がりました。マルクスの『資本論』を起点に、会社員の立場から政治や経済を語り、オルタナティブな活動の面白さを問う本書を読んで元気になる人はたくさんいるんじゃないでしょうか。浅田彰の『逃走論』の中で、ドゥルーズを読むと元気になるというくだりがあるけどそんな感じ。哲学エッセイであり、人文書の幅を広げるリトルプレスだと思います。
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私家版詩集アンソロジー
¥2,200
『私家版詩集アンソロジー』(田畑書店)の刊行です。 リフィル(330円)と一冊フォルダー(1980円)がセットでお得な値段になっています。 一冊フォルダーは一度買えば中身を入れ替えられるのでいつまでも使えます。 機械書房で開業当初から販売していた私家版詩集を中心に選んだ詩が二編ずつと僕の解説が載っています。 【収録詩人】 海老名絢/森田直/四塚麻衣/故永しほる/ゆずりはすみれ
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文集・『富士日記の一年』 サイン入り
¥1,320
A6サイズ 96ページ 私のサイン入り 案内人を私がつとめ、1年間毎月行われた武田百合子『富士日記』の読書会が本になります。 竹田さんとの読書会後記の対談、その回ごとの読みどころ、『富士日記』関連書のガイドブック、そしてそれぞれの参加者の手記で構成された読書会文集です。 『読書会の教室』の著者でもある竹田さんが編集したことにより、本屋やサークルなど読書会を開催している人たちが読書会本をつくるための参考書的役割を本書は担えるのではないか、というくらいかなり様々な読書会の要素が込められた本になっています。読書会好き必見です。 発送は12/5からを予定してますが、多少前後する可能性はあります。SNSでご報告します。
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ハローアゲイン
¥1,540
SOLD OUT
サイン入り文庫サイズ。 速ぐり出版後、つまりは早乙女ぐりこさんが商業デビューしてからの自主制作本です。これは読むしかない!
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風景のほうが私を見ているのかもしれなかった
¥1,760
飴屋法水と岡田利規による往復書簡。日めくりカレンダーのようなつくり。 tiny palmbooksは直取引・直販扱いのみのリトルプレスのサブレーベルとのこと。
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覗き見るもの サイン入り
¥1,200
文庫サイズ。 栗山真太朗さんの小説。 新潮新人賞最終候補作。 文化系トークラジオLifeで紹介した本。
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新潮新人賞の最終候補になると何が起こるか日記 サイン入り
¥1,000
小説新人賞を応募したいひとにはかなり有意義な情報が書かれています。ここまで書いているのはそんなにないんじゃなかろうか。
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火を焚くZINE vol.1 つくば・牛久編
¥1,200
文化系トークラジオLifeで紹介した『火を焚くZINE』が入荷しました!バリかっこいいんだけど。1200円には見えない。滝口悠生さんも寄稿しているとのこと。 旅をして考えたことや引きずりだしたものを書くZINEとのこと!
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ヤナイ ユキコ3点セット
¥1,900
mg.のフードライターのヤナイさんの掌編集とカラー写真入りの朝ごはんやり直し日記です。やり直している、がだんだん面白さに効いてくる。 平らかな食卓→600円 平らかな食卓→600円 朝ごはんのやり直し→700円 合計1900円
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mg.全種類セット
¥7,550
SOLD OUT
食べ物ZINE『mg.』が最新刊「パイ」まで一気にそろう超欲張り満腹セットです。 vol.1珈琲→500円 vol.2カレー→750円 vol.3ケーキ→750円 vol.4サンドイッチ→750円 vol.5ドーナツ→900円 vol.6からあげ→900円 vol.7さつまいも→1000円 vol.8パイ→1000円 vol.9おにぎり→1000円 合計→7550円
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かわかみなおこセット
¥900
はなしのかけら→400円 かけらをあつめる→500円
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るるるるん vol.5
¥1,500
文化系トークラジオLifeでかわかみなおこさんも紹介していた『るるるるん』の新刊、今回はかかと!です。
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三酒三様2
¥1,100
76ページ。 三酒三様の続篇です!
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名刺をめぐる記憶あるいは空想
¥1,650
B6、212ページ 瀬戸千歳さん責任編集のアンソロジー。今回もメンバーがすばらしい。充実のラインナップ。本のつくりはリトルプレスの域を完全に越えてます。 以下版元紹介より。 「ーーを忘れない」 名刺に残ったメッセージと 「百崎尋」をめぐる14編の記憶。 小説:伊藤なむあひ「生猫作り」 今がいつかって? 私たちはそれをカンマ一秒の誤差もなく共有しており、だからこそ外部からの情報は必要なかった。私たちはもう長い時間をそのようにして過ごしており、私たち以外を求めるなんてことは遥か昔にしなくなっていた。 小説:犬山 昇「草の上の三重奏曲」 さまざまな商売の試みの中で、少なからずうまく行ったのが日記商売だった。名刺大の紙片に、その日の出来事や、心情を書く。それを治療として行う一群があった。記録は、たとえば薄紫のアールグレイの紅茶缶や、三日月の標章があしらわれた黒い焼き菓子の容器など、各自が気に入った小箱に収納されていた。 小説:大木芙沙子「オーロラ」 ポラリス・カーウォッシュは町にひとつだけある洗車場だった。従業員はレイとテオの二人だけ。雇われ社長のグエンはほとんど表には出てこずに、たいてい裏で金勘定か電話かサッカー賭博のどれかをしている。敷地内にはコンテナみたいな掘っ立て小屋の事務所と、車が二台までは入れる駐車場、それにやっぱり掘っ立て小屋みたいなガレージがひとつある。 小説:尾八原ジュージ「ねずみが出る」 わたしたちはそういうものを、決まって「ねずみ」と呼んでいた。 小説:紅坂 紫「酒神(あるいはくいとめる)」 前で、からだに魂をつなぎとめているのだから。記憶を部屋につなぎとめているように、気配を場所につなぎとめているように。誰かの苗字か、名前のどちらかを忘れてしまったとき、あなたのからだを作っている血や骨からそのひとの魂は削り取られてしまっている。 小説:坂崎かおる「ヒーロー」 いつごろからだろうか、百科事典が届くようになった。ブリタニカ。一冊ずつ、不定期に届いた。救世軍や支援団体経由で来たが、差出人はわからない。ただ、ときどき、名刺が挟まっていた。「百崎尋」。モモサキ・ヒロ。 小説:鮭とば子「初恋」 薬をやるようになったのは、おれがまだ十七とかそこらの可愛い子供だった頃だ。高校時代は勉強も部活もなんにもやってなくてとにかく暇で、誘われたらどこでも行くようにしてたらよくわかんないパーティに連れられるようになって、ある日友達の先輩の先輩の知り合いの、みたいな関係の人から薬をおごってもらう。 小説:瀬戸千歳「虎の埋葬」 はじめからいない虎の不在によって私たちの関係はあっけなく壊れてしまった。 小説:鳥山まこと「タイムカプセル」 土以外の他の何かを、自分は掘ったことがあるだろうか。硬そうな地表面にスコップを突き刺しながらコウタは思った。力をかけて掘り起こし、えぐれた土を眺めながらその何かを思い出そうとしたが、すぐには思い出せなかった。 漫画:橋本ライドン「或る福の神からの手紙」 就活で連敗中の私をみかねた両親から渋々明かされ 知り合いの神族経営の会社に裏口就職した 小説:蜂本みさ「記憶の蟻塚」 日曜日、あなたは汗をびっしょりかいて目を覚ます。大学の卒業式で実は単位が足りていなかったと発覚する夢を見たのだ。春なのに電気毛布の温度を高くしすぎたせいだろう。夢の中のあなたは黒地に牡丹の散った着物に薄紫の袴をつけ、誰かとセルフィーを撮りまくっていたが、やってきた大学事務の人に留年を告げられ、膝から崩れて泣きわめいた。 小説:安河内瞳「君の葬式には行かない」 その男は俺に永遠の命を与えると言った。 小説:吉田棒一「インダストリーストリー」 寮メシを食べながら会社の昔話を聞く。昭和の時代は環境対応がいい加減で、祝坐化学も海に汚染物質を垂れ流していたこと。稲津野の漁業組合と付き合いがある理由はそれで、今でも毎年「寄付金」名義で事実上の上納金を収めていること。生野さんと金さんは当時のことを知っていて、少し後ろめたそうにしている。 写真・短歌:ヨノハル「昼の光に」 遠ざかるほどに根雪はかがやいて記憶のための手旗となって 名づけても名づけてもなお憎しみはきみを苛む野火の熱さで
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本屋の周辺Ⅲ
¥1,100
資料の読み込みの鬼、松永弾正さんのH.A.BのZINEシリーズ最新作。 超硬派な本屋本にしてZINEとしての軽さもあわせ持つ。文庫サイズのZINEをつくりたい方にはチェックしてもらいたい一冊。 以下、版元紹介です。 旅をして、本屋に赴き、話を聞く。資料を探り、事実を整理し、書き残す。本屋の歴史を繋げていく。「そこにあった記憶」を留める本屋訪問記。
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佐々木敦による阿部和重(仮)
¥1,650
B6、256ページ 前回の『佐々木敦による保坂和志(仮)』につづいて第2弾。 名解説『アメリカの夜』から始まる。『アメリカの夜』も何度読んでも面白いがこの解説も何度読んでもすこぶる感動的だ。この作家ならこう書くはずというところをあえて(事実その通りだがと認めつつ)外して佐々木敦的に批評するのが佐々木敦による、なのだと再認識。
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もなかと羊羹
¥880
文庫サイズ 44ページ 副題が「ーーあるいないかにして私は出版の未来を心配するのをやめて軽出版になったか。」とあるように、悲観するのではなく、自ら手を動かし行動することの重要性を問う一冊。軽出版のしくみはやわかり図解や軽出版十ヶ条など、パッとチェックしたい時にうれしい持ち運びしやすい破船坊としては初の文庫サイズで刊行です。
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その後の仁義なき失われた「文学」を求めて
¥1,540
A5判、52ページ。 仲俣暁生さんの『失われた「文学」を求めて』は大好きな一冊です。レベッカ・ソルニット『ウォークス』の論考の最後の一行はまさにその通り!と思ったし、又吉直樹『劇場』の青春小説の定義の話などとてもおもしろく読んだ記憶。そして今回も魅力的なチョイス。『文学は実学である』や『ミルクマン』、『緑の天幕』など!
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橋本治「再読」ノート
¥1,540
B6判、80ページ ずっと気になっていたけれど、橋本治は僕自身読んだことがなかったのでまだ読んでいませんでしたが、版元紹介にもこれからの読者のための入門書ということで手にとってみることに。橋本治が自分には関係ないと思っていた小林秀雄の『本居宣長』を読み、意に反して〈「小林秀雄というひとはいい人なんだ」 という実感を得る。〉というところで、僕も何か橋本治がいい人に感じたし、こういう素朴なところから本ができてくるのが面白いとおもった。 これは読みたくなる仲俣暁生さんによる入門書です。
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東アジアから読む世界文学
¥2,420
B6 136ページ 2024年のノーベル文学賞を受賞したハン・ガン作品の書評が大注目の破船房の(おそらく)今年最後の新刊!今年の仲俣暁生さんの軽出版の怒涛の活躍はすごいですね。こうやって本に統一感もあるので本屋で並べてても楽しいです。
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ポスト・ムラカミの日本文学[改訂新版]
¥2,200
SOLD OUT
136ページ 第一章の「村上春樹と村上龍ーー70年代後半という時代」からはじまり、80年代を経由し、第三章で「保坂和志と阿部和重ーー90年代前半の「風景」」になり、さらに第四章は「J文学」というように、本書は90年代の文学論の本とも言えるでしょう。まさに今度佐々木敦さんが90年代論の本を出す予定だったと思いますが、佐々木さんもまたリトルプレスで『佐々木敦による保坂和志(仮)』と「佐々木敦による阿部和重(仮)」を昨年の秋と今年の春の文学フリマ東京で出しています。 この佐々木さんと仲俣さんの論じる作家のと本の出し方、タイミングの一致は本屋をやっている身としてはすごく面白いと感じています。 文芸評論ほどある意味話をして面白い本はないので、ぜひ読んだ方と話しをしてみたいものです。
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ANAMNESIAC [アナムネージアック] サイン入り栞付き
¥1,980
第一詩集『SAPERE ROMANTIKA[サブレロマンティカ]』が好評だった高田怜央さんの第二詩集です。前回のデザインを継承しつつ、さらに華やかになったような装丁か美しくて興奮してしまいます。読んで最高、手元に持っておいて最高な一冊。買いです! 以下、版元より 寄稿: 伊藤潤一郎 デザイン: 相島大地 推薦文:柴田元幸、川野芽生 編集・発行人: 岡田翔 発行:paper company サイズ:173x105mm ページ数:70p 言語:英・日 発行日:2024年11月30日 仕様:セミハードカバー|オフセット印刷 ISBN:978-4-911463-17-8
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亡船記 サイン入り
¥2,750
青柳菜摘さんの中原中也賞受賞後第一作の新詩集『亡船記』サイン入りです。 『そだつのをやめる』からどのような詩集をつくったのだろうと、最初のページをひらいた瞬間にガツンとやられます。そこから様々なパターンの詩を機械が記憶するように正確無比にうちこんでいるよう。しかしこれは情報ではない、よくある言葉でもない、物語でもない。詩だ。圧巻です。
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君とふたり、枯野をゆけば
¥1,000
60ページ。 木下太尾さんのユリイカの入選五作を含む第一詩集。 自然を、季節をめぐる、詩が染み渡ります。 トレーシングペーパーの表紙に、中は藁半紙です。